遺産分割協議とは？

遺産分割協議とは？
遺産を誰に何を分けるか話し合って決めることです（文字どおりです）。
相続人の全員の合意があれば遺産分割協議は有効です。
あとは自由です。
書面でなくもて口頭だけでも有効です。
書面にする場合でも様式や記載方法も自由でです（遺産分割協議書のサンプルはこちら）。
全員が同時に集まらなくても合意をとれなかった人には後日合意をもらえば問題ありません。
相続放棄のように３か月といった期間制限もなくいつでも協議することはできます。
相続人の全員の合意があるかどうかがポイントです。

遺産分割協議をしないとどうなる？
遺産について相続人全員の共有状態が続くだけで基本的には問題ありません。
ただ不動産の場合は問題がでてきます。
不動産を共有状態にしておくと、いざ自分名義に登記したりあるいは売却などする場合に困ったことになるケースがあります。
なぜなら遺産分割協議をして他の相続人の合意をとる必要があるからです。
相続の相続となると知らない、会ったことのない相続人に協力をえることはとても労力を要します。

遺産分割協議の対象とならない財産？
相続財産であれば基本的には遺産分割協議の対象となります。
対象とならない財産の例は次のとおりです。
（１）遺言書でもらう人が決めらている財産
例えば遺言書で実家は妻に相続させると記載されていれば、実家は相続の開始と同時に妻の所有になりますので、実家は遺産分割協議の対象から外れます。
（２）生命保険金
生命保険金は保険契約で決められている受取人のものですので、これも対象から外れます。